私たちに出来ることとは

録画していた『坂上　どうぶつ王国』という番組を見ました。

最初のコーナーでは片平なぎささんが取材されていた
「日本初セラピードッグ」

銀座に建っているある犬の銅像の話からでした。

雑種犬のチロりという犬が主人公ですが
もともとゴミ箱に親子で捨てられ、
可愛そうだと近所の小学生二人が
空いている倉庫でこっそり世話をしていました。

たまたま通りかかった男性は「黙っているから困った時は電話するように」
名刺を渡しました。
電話がかかってきて駆け付けると
こっそり世話をしたのが見つかったと小学生は悩み
男性は飼ってくれる方をさがします。
子犬はよそへもらわれ、チロりだけが残りますが
目を離したすきにチロリは殺処分させられるところを男性が見つけ連れて帰ります。

男性はハスキー兼専門に扱うセラピードッグを育てる仕事をしていました。
チロリの才能を見出し訓練を始めますが
２年半かかるところを半年でマスターしたそうです。

杖をついた方のそばを歩く練習では木でたたかれた経験があるのか
怖がって練習できなかったこともあるそうです。

人間に虐待され捨てられたチロリなのに
乳がんを患いながらも13年間もセラピードッグとして頑張ったそうです。

亡くなった時の映像も流れましたが声を上げて泣いてしまいました。
人間に虐待されたり捨てられた犬も人間の為に活躍する生涯を終える犬も多いと聞きます。

こんなにけなげで素晴らしい生き物をどうしていじめたり捨てたりできるんでしょう。

宮古島でシングルマザーの方が娘さんと二人だけで
犬や猫を何頭も保護しています。
涙ながらに「この子たちは死ぬために生きてきたんじゃないのに」
そう言ってました。

山口も殺処分される動物が多いと聞きます。
何か私たちにも出来ることがあるのではないでしょうか？