ニッポンの国民病ともいわれる『肩こり』
近年子どもの肩こりが急増しているようです。
“こり”とは、簡単にいうと筋肉が緊張し続けている状態。
これによって血管が圧迫されると共に、分泌される発痛物質が神経を刺激し、痛みや不快感が生じるといいます。
情報機器の普及、運動不足、塾・習いごとなど時間に追われる生活によるストレス、
重たいランドセルを背負っての通学など、子どもたちの周りには筋肉をこわばらせて
こりを誘発する要素がたくさんあります。
大人と同じように肩こりに悩まされても不思議ではないのです。
ただし、子どもは肩こりという概念すら無い場合があり、
違和感を覚えても親や他人にうまく伝えられないことも多いようです。
やはり大切なのは正しい姿勢や適度な運動。
そして家庭ではできるだけ子どもがリラックスできるように心がけたいものです。
子どもの肩こりをやわらげようと、ぐいぐい肩をもむのは禁物です。
大人よりも筋肉が軟らかく回復力もある子どもに対しては、ソフトなツボ刺激やさするぐらいでOK。
強すぎる刺激はかえって筋肉を硬くすることもなりかねません。
なお、手軽に緊張をゆるめて肩こり改善が期待できるものとしては、『入浴』が挙げられます。
ぬるめのお湯に肩までゆっくりとつかることで、心と体がリラックスします。
それでもお子様の肩こりが気になるようでしたら、ご相談ください。
特に悪い姿勢が定着すると肩こりが慢性化してしまう心配も……。
将来のことも考えて、早めに正しい姿勢を習慣づけてあげたいですね。
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